暑い日が続くと、何もしていないのに体がだるいと感じやすくなります。暑さのせいで体力が落ちたのだと片付けてしまいがちです。
ただし、十分に休んで寝てもだるさが取れない場合は、他の原因を考える必要があります。めまいがしたり、少し動いただけでも息切れがしたり、顔色が青白い場合は、貧血の可能性を確認してみることをお勧めします。

酸素が十分に供給されていない状態
貧血とは、赤血球やヘモグロビンが不足し、組織に酸素が十分に供給されない状態を指します。酸素の供給が滞るため、同じ作業をしてもより疲労を感じやすくなります。
階段を上ったり、早歩きをしたりすると息切れがしたり、動悸がしたり、頭痛やめまいがすることもあります。ただし、これらの症状は暑さによる脱水や睡眠不足、過労でも同様に現れるため、症状だけで判断することはできません。

鉄分だけの問題ではありません
貧血と聞くと鉄分不足を思い浮かべがちですが、種類はいくつかあります。鉄分が不足したり、体から鉄分が失われたりする鉄欠乏性貧血が最も一般的ですが、ビタミンB12や葉酸が不足しても起こります。慢性疾患や腎臓病でも現れることがあります。
女性は月経量が多く、鉄分が失われ続けることで貧血になる場合があります。逆に、特別な理由が見当たらないのに貧血が繰り返される場合は、消化管から少しずつ出血していないかどうかも確認する必要があります。

確認の順序
血液検査でヘモグロビンと赤血球の数値をまず確認します。貧血が確認されたら、鉄分の状態、ビタミン値、腎機能を加えて原因を特定します。
健診で貧血の所見があった場合でも、すぐに鉄剤を服用するよりも、なぜ数値が低くなったのかをまず確認することをお勧めします。原因が異なれば、必要な管理も異なります。

監修: キム・ソンフ 代表院長 · 消化器内科専門医、消化器内視鏡専門医 最終確認 2026-09-02
本記事は一般的な健康情報提供を目的としており、個人の状態によって原因や必要な検査は異なる場合があります。症状が続く場合は、医療機関を受診して確認してください。
